職業訓練コース面接試験突破術
面接官の好感触が決め手
失業者向けの職業訓練コースのなかでめぼしいものがみつかっても、直接、訓練施設に願書を出そうなんて早とちりする人はいないよね。
前にも話した通り、雇用保険をもらいながら通うためには、職安の紹介・指示で入校することが絶対条件になっているんだ。
そこでめぼしいコースがみつかったら、職安へ行って「このコースに入りたいんですが…」って申し出ないといけないってワケ。
そうすると、職安の係官が手続きの仕方を教えてくれるので、あとは手続きをして入校を待つだけ − といいたいところだが、その前に大きな試練がもうひとつ待ちかまえている。
そう、試験だ。
都道府県が運営している技術専門校、雇用能力開発機構が運営しているポリテクともに、筆記試験(中学卒業程度の国語と数学)と面接があるのが一般的。
ただし、地方によっては、面接だけとか、面接すらなくて、書類選考のみというケースもある。
試験については、前年度の問題が公開されている(パンフに問題例が掲載されていることも)場合もあるので訓練施設などに問い合わせてみよう。
で、必ずしも試験の点数が高い人が入校できるとは限らないのが難しいところ。
試験は、指導内容をマスターするだけの学力があるかどうかをみるだけで、単純に学力の高い人を選抜するわけじゃない。
何がポイントかというと、キミがその訓練コースを受講することによって、就職しやすくなるかどうかなんだ。
たとえば、経理の知識があってパソコンソフトの操作をマスターすると就職できると判断されればOAコースに合格の可能性大。
逆にすでに資格とかもっていて、入校しても技能や知識がそれほどアップしそうにない人は不合格かも。
また、筆記試験はもちろん面接すらなくて、書類選考のみという技術専門校では、職安の係官との面談が実質的な面接だとこころえておいたほうがいい。
こんな人もいる。
「僕が志望したビジネスワーク科は、ほとんどが女性で競争率もメチャメチャ高かったんです。
そのために職安の人が『一応、第二志望としてほかのコースも入れておきますか?』と言ってくれたんですが、あえてそれは断りました。
そのうえで、このコースでなければいけない理由や、将来こういうことに活かしたいとその係官に力説したんですよ。
最後に『もし選考から漏れたらまた何ヶ月後の募集まで待たないといけないんですよね』と念を押したら、その係官が『ええ、ですから第一志望に強く推薦しておきます』って言ってくれました。
おかげで結果は見事合格。
本音を言うと、ほかに興味をそそるコースがなかったからで、絶対に入りたいコースというわけでもなかったんですが…」(なかちゃん)
なるほど。
選考するサイドだって「どこでもいいからなんとなく入りたい」人よりも「この道で将来生きていきたい」と熱意溢れる(ようにみえる?)人を優先するのが人情というもの。
もちろんこのワザは面接本番でも使えるよ。
それから、なぜか面接にはほとんどの人がラフな格好で行くらしいけど、やっぱビシッとした格好で臨むべきなのは言うまでもないよね。
ちなみに、雇用能力開発機構運営のポリテクコースの場合は、職安係官の判断は一切合否には関係なく、同機構が独自に入所選考を行っている。
その場合、年齢が高い会社都合退職者を優先して入校させている地方もあるみたいで20代の自己都合退職者は不利なことは覚悟しておこう。
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